ボトルド インボンド法 

BOTTLED IN BOND

1890年代アメリカで、凄いバ−ボンブ−ムがありました。

バ−ボンの売れること売れること!悪質な業者達はろくに熟成もさせていないバ−ボンを水で薄め売りさばきました。日本で言う「水増し」って言うやつですね。

熟成年数の短いバ−ボンは熟成年数の長いバ−ボンより度数も高く、それを水で薄めればウイスキ−はたくさん出来ます。

何より長年数熟成させないのでコストも安い。粗製濫造時代に突入です。

ウイスキ−自体の生産量は変わらないのに瓶に詰めたウイスキ−はたくさん出回る。

政府の税収は上がりません。

そこでアメリカ政府はBOTTLED IN BOND法と言う法律を1897年に制定しました。

内容は、

その蒸留所で、その年、その季節に蒸留された原酒のみをアメリカ政府管理の保税庫(BOND)の中(IN)で100プルーフ(50度)で瓶詰め(BOTTLED)する。

そしてそのバ−ボンのキャップにはアメリカ政府発行の蒸留年、季節、瓶詰め年、季節、BOTTLED IN BONDと記載されたグリ−ンの封印が貼られます。

現在この法律はありませんが、そのなごりでBOTTLED IN BOND とかBONDEDとかBIB等ラベルに表記したウイスキ−を各社、アルコ−ル度100プル−フ(50度)で販売してます。


もう一つのボンド法

BOTTLED IN BOND FOR EXPORT

これは輸出酒のための法律で、違いはアルコ−ル度数80プル−フ(40度)以上であれば良く、BOTTLED IN BONDED EXPORTと記載されている。封印はブル−でBOTTLED


おまけ

アメリカのアルコ−ル度数の表示方法 PROOF について

アメリカのアルコ−ル度数の表示は日本と違ってプル−フを使う場合があります。

日本のアルコ−ル度100度を200プル−フと表示します。

例えばワイルド・タ−キ−に101proofと表示があればアルコ−ル度は50,5度です。現在アメリカではPROOF表示と日本と同じ%(度)表示の2つが使われています。

しかし!イギリスがまたまた大変難しい表示を使います。

単位表示はアメリカと同じ PROOF を使ってはいるのですが、

イギリスの場合175プル−フでアルコ−ル度100度となります。

だからマッカラン100プル−フはアルコ−ル度数は約57度となります。

しかし「こんな難儀なことはやめよう!」とイギリスでは一部の業者がアメリカと同じアルコ−ル表示を使い始めた為、100プル−フでも約57度だったり50度だったり、あと通常の%表示も使っているため大変難儀です。