トニック・ウォ−タ−とマシュマロについて
まず、トニック・ウォ−タ−について、そう、あのジントニックなどに使うあれである。
トニックウォ−タ−は、イギリスでマラリヤの特効薬として作られました。
主成分のキナ(キニ−ネ)、これがマラリアの予防によく効き、沢山の植民地を持っていたイギリスにとってはなくてはならない存在だったのです。
ジンも、もともとはオランダ人の医者が作った薬であり、 (発汗・利尿作用があり、熱病に効くとされていた) これをトニックウォ−タ−で割れば、マラリヤや熱病の予防になり、尚且つ、お酒を飲む口実にもなった。
かつてヘミングウェイは、小説“海流の中の島々”(この小説ではフロ−ズンダイキリばかりが有名になってしまったが)の中で、ジンをトニックウォ−タ−で割り、その中にアンゴスチュラビタ−(オランダ人医師が作った、ラムに各種薬草・木の根を漬け込んだ漢方薬酒)をたっぷり入れて飲む描写があり、これはとても理にかなった飲みかたであります。
ちなみに今売られているトニックウォ−タ−の中には、キナ(キニ−ネ)は香料程度にしか入っておらず全くのジュ−スです。
次にマシュマロ
なぜここでマシュマロか? ということは、最後まで読んで頂くこととします。
元々マシュマロというのは、あのお菓子のことを指すのではなく、葵科の植物のことで、 日本名を天鵞葵(ビロ−ド゙アオイ)、英名をマシュ・マロウ( 沼地の葵 )というのです。
根は、20以上の薬効がある薬草で、現在でも、うがい薬などに使われています。 マシュ・マロウの根を煎じて飲むのは非常に苦くてまずく、これを飲みやすくする為に、 甘いお菓子に練りこんだのが、あのマシュマロの初まりです。 そのお菓子を焼いて食べれば病気知らずの万能薬とされ、よくイギリスの昔の映画でそんな描写がでできます。 そんなマシュマロも最近では、完全なお菓子になってしまい、マシュマロというわりにはマシュ・マロウは入っていません。
イギリス人はドラッグが好き?
おまけ
余談ですが、映画等でイギリスの子供部屋のシ−ンには必ずといっていいほど、大変美しいガラスのポットに入ったマシュマロが置いてあるのがとても印象的でした。、なんでこんな虫歯の元凶みたいなものが、子供の枕元に置いてあるんだろう?バカだよな、と思っていたのですが、この事実を知ってすべて謎は解けました。同じような疑問を抱いてた方、他にもいらしゃいますよね?